サラリーマンの方、ご自身のお給料は上がっていますか?
おそらく多くの方が上がっていないと答えるでしょう!また物の物価も上がり生活費がかさんでいるでしょう。給料は上がらない、物価は上がる、このままでは生活ができません。
ではどうするか?副業しましょう!時代は令和です。働き方改革もありサラリーマンの方でも副業する時代です。
中には会社で副業禁止の方もいるでしょう。それでも、副業しましょう!うまくやればバレませんからガンガン副業しましょう。
今回は副業を開始する方にいきなり法人を設立して行うのではなく段階を踏んで個人事業主から始める方法を解説します。
個人事業主とは?
企業や店舗などと雇用契約をしている人、例えばコンビニのアルバイトやスーパーのパートは個人事業主には該当しません。
個人事業主として活動開始するには?
開業届とは、正式には「個人事業の開業・廃業届出書」)と言い、基本的には事業の開始から1カ月以内に税務署まで提出します。開業届は、国税庁のWebサイトからダウンロードできるほか、「開業freee」などのソフトを使っても簡単に作成することができます。ちなみに、開業届の提出は無料です。
サラリーマンをしながら個人事業主をやるメリットは?
節税効果
まずは、一番大きいのは節税効果でしょう。
会社員を続けながら副業で個人事業主になると、確定申告をします。副業で得た収入を申告して所得税を支払う際に、経費をしっかり計上すれば、節税効果が高められるのです。
例えば、副業で得た収入を申告する際、副業用に購入したパソコンや移動したときの交通費、ガソリン代、オフィスとしても使っている自宅の家賃や光熱費の一部を経費として計上できるようになります。
また、仕事を手伝ってもらっている家族に給与を支払えば、それも経費にすることができます。
みなさんが会社からいただいているお給料は、経費という概念がありませんから、お給料にたいして税率がかけられてしまいますよね。
しかし、個人事業主の場合は所得から経費を差し引けば、それに応じて所得税を節税できるというわけです。
小規模から始めることができるためローリスク
仮に、個人事業主で行っている仕事がうまくいかない、もしくは失敗してしまった場合もサラリーマンの給料は今まで通り入ってきます。失敗しても今まで通りに戻るだけです。最強ですよね。
もし、個人事業主で成功した場合に、次の段階、サラリーマンを辞めることを考えて、副業を本業に変え、またこのタイミングで法人化したりとリスクなくチャレンジできます。
青色申告特別控除が使える
先ほどお伝えしましたが、個人事業主となり事前に申請をしておけば、青色申告をすることができます。この青色申告が大きいんですよね。
青色申告では白色申告より最大65万円の特別控除があります。
平成30年度の税制改正により、令和2年分の確定申告から、青色申告特別控除額が改正前65万円から改正後55万円に、基礎控除額が同38万円から同48万円になりました(控除額合計103万円)。しかし、e-Taxによる申告(電子申告)又は電子帳簿保存を行うと、改正前と同額65万円の青色申告特別控除が受けられ、控除額の合計が113万円になっています。ITを利用することで10万円も控除額が増えますので使いましょう。
つまり、サラリーマンをしながら個人事業主となれば、この青色申告特別控除と給与所得控除の両方を使うことができます。お得ですね。
働いた分だけ報酬が稼げる
これも個人事業主ならではの話ですよね。どうしてもサラリーマンですと一生懸命働いて成果を出しても会社に利益を持っていかれて給料は、さほど上がらないのが日本のサラリーマンです。
でも、個人事業主でしたら利益は、すべてあなたのものです。何に使うかは個人事業主であるご自身で決められます。モチベーションが上がりますし、やりがいがありますよね。
サラリーマンをやりながら個人事業主をやるデメリットは?
自分から仕事を取りにいかないと収入がない
当たり前の話ですが、自分から仕事を取りにいかないと収入になりません。自分で考え自ら行動して売上を上げないといけないので大変です。
1所得が年間20万円以上になるとご自身で確定申告をする必要がある。
サラリーマンの方は基本、所得が年間20万円以上になるとご自身で確定申告をする必要があります。
会社員でのお給料分は年末調整で会社の経理の方が代わりに行ってくれますが、個人事業主の所得分はご自身で確定申告をします。
よく聞かれる質問ですが、確定申告をすると会社に副業がバレる?って聞かれます。
結論、バレません!会社にバレないようにするには確定申告の際に住民税の納付方法を「普通徴収」を選択し自分で納付すれば問題ないです。
青色申告には手間や時間がかかる
青色申告は白色申告より煩雑で、手間や時間がかかります。
青色申告では、①正規の簿記の原則で記帳(複式簿記) ②貸借対照表と損益計算書を添付、③期限内申告と、白色申告よりも手間になります。
とはいえ、現在では簿記の知識がなくても簡単に青色申告ができる会計ソフトも多数用意されているので、昔ほどではないですよ。
失業保険がもらえない
仮に、本業の会社での仕事を失ってしまったとき、通常は失業保険が給付されますが、個人事業主として開業している場合、本業の仕事を失っても無職状態とはいえないため、失業保険を受け取ることができません。
ですので、会社の仕事を失っても大丈夫なぐらいに副業でしっかり利益を上げておきましょう。サラリーマンの仕事をしながら個人事業主の方で副業が軌道にのっていたらメンタル的にもかなり安心ですよね。
まとめ
サラリーマンをやりながら個人事業主で副業をやるメリット・デメリットについてご理解していただけたでしょうか?
お金に余裕があると人生楽になります。みなさんドンドン副業をしましょう。