みなさん、ナンピンはやってはいけないものだと思っていませんか?もちろん、損切りをしたくない等のネガティブな理由でのナンピンは禁止です。
でも、しっかりと計画的にルールを守ってやるナンピンは、成功すれば大きく利益を伸ばすことができるので武器になります。
今回はナンピンについて深掘りしていきたいと思います。よろしくお願いします。
FXにおけるナンピンとは?
ナンピンとは、保有しているポジションに対して相場が逆の方向に進んだときに、さらにポジションを追加し平均取得単価(平均コスト)を下げる取引手法のことです。
ドル円が現在100円だったとして、将来的に110円まで上昇すると予想し100円で買ったとします。
その後相場が予想に反して90円まで下がったとします。
ここで同じ数量を90円で買い増しすれば、平均購入価格を95円まで下げることが出来ます。これをナンピンといいます。
※計算式 (100円+90円)÷2=95円
ナンピンのメリットとデメリット
さきほどの例で100円で買ったドル円が、予想に反して90円まで下がってしまったけれでも90円で同じ数量を買い増しすれば、平均購入価格を95円まで下げることができます。
95円まで平均購入価格を下げたことにより、100円まで待たなくても95円まで上昇すれば、予想は外れたけど一度損をせずにリセットできるし、95円よりも上昇すれば大きく利益をとることができる。
将来的に相場が上昇することを見込んで、平均購入価格を95円まで下げたにも関わらず、90円を割り込んで下落した場合、大きな損失となってしまう。
上記のようなメリットとデメリットがございます。このような点を理解したうえでどのようにナンピンをしていけばよいか解説します。
戦略的な正しいナンピンのやり方
まず、エントリーの条件、トレード手法やルールはご自身で決めてください。
今回は、上昇トレンドでの順張りの押し目買いスタンスで、エントリーしていたとしましょう。
現在100円だったとして、相場が下がった場合の押し目買い価格を何箇所かを、予め決めておきます。
押し目買い価格
第一ポイント・・・99.8円
第二ポイント・・・99.5円
第三ポイント・・・99円
などと、数箇所ご自身のトレード手法やルールによりますがエントリーする価格を決めて指値注文を入れておきます。
その後、99.8円まで相場が下落して、第一ポイント押し目買い価格で指値注文が刺さりました。
このときのロット数がポイントです。
今回3個所に分けてナンピンを前提にして計画してますので、通常注文するロット数の三分の一のロット数でエントリーしてください。
次のポイントですが、第三ポイント指値注文の99円が刺さり、その後相場が上昇すれば良いですが、相場はそんなに甘くないです。
あらかじめ負けるパターンも想定しておくことが大事です。
もし、その負け金額を許容できない、受け入れることができないのであれば下記の判断が必要です。
- 損切りラインを上げるか
- ロット数を減らす
- エントリー数を減らす
- トレードをやらない
今回ナンピンについて、深掘りしましたがナンピンは正直難しいです。
大きく勝つ可能性もある反面、大きく負ける可能性もある方法ですので、初心者の方は、あまりお勧めしませんが使い方によっては多いな武器になりますので、経験を積んでチャレンジしてみてください。
最後までありがとうございました。