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マイナンバーのメリットと現状の懸念材料について

マイナンバーカード

近年、政府はマイナンバーカードを保有してもらうために、マイナンバーカードを新規に取得した方に最大5000円相当のポイント付与したり、健康保険証としての利用登録を行った方に7500円相当のポイント付与したり、公金受取口座の登録を行った方に7500円相当のポイント付与したりとマイナンバーカードの普及に積極的です。

今回は、マイナンバーカードをイマイチわからない方のために、マイナンバーカードとは何か?メリットや問題点などを解説していきます。

そもそもマイナンバーカードとは?

とまとFX研究生
とまとFX研究生
そもそもマイナンバーカードとは何ですか?
サラリーマン太郎
サラリーマン太郎
マイナンバーとは、日本に住民票を有する人が持つ12桁の番号をいいます。原則として、生涯同じ番号を使用し、漏洩等がない限りは自由に変更することはできません。
とまとFX研究生
とまとFX研究生
12桁の大事な番号ね。
サラリーマン太郎
サラリーマン太郎
初めにみなさんの手元には「通知カード(2020年5月以降は「個人番号通知書」が届いたと思いますが、マイナンバーカードを作りたい人は、この通知カードを使って、市町村の窓口や郵送、インターネット等で申請することで顔写真入りのカード、つまりマイナンバーカードを作れます。
とまとFX研究生
とまとFX研究生
マイナンバーカードは申請しなと作れないのね。

マイナンバーカードの今現在の使い道は?

とまとFX研究生
とまとFX研究生
マイナンバーカードを持っていると便利なことはあるの?
サラリーマン太郎
サラリーマン太郎
そうですね。今のところ下記のようなことができるよ。
  1. 公的な身分証明書として使用することが可能
  2. オンラインでも様々なサービスを受けることが可能

マイナンバーカードには、個人番号の他に顔写真や住所、生年月日、性別等が記載されているため、公的な身分証明書として使用することができるのです。そのため、マイナンバーカードを持っていれば、新規で口座を開設する際やパスワードを新規発給する際などでも利用できます。

また、オンラインでも様々なサービスを受けることができます。具体的には「マイナポータル」というサイトを活用すること下記のようなことができます。

  1. 子育てや介護、税、雇用、年金をはじめとする行政手続きの検索や申請がワンストップでできる。
  2. 自治体や国が保有している健康・医療等のご自身の情報も確認することができる。
  3. 行政への申請手続きやその審査が行政機関でどのようにやり取りされたかの履歴も確認することができる。
とまとFX研究生
とまとFX研究生
なるほど、いろいろ知らなかったけど便利になったのね。

結局マイナンバー導入前とは何が変わったの?

とまとFX研究生
とまとFX研究生
マイナンバーの導入前とは、全然違うのですか?何が変わったの?
サラリーマン太郎
サラリーマン太郎
マイナンバー導入前までは、「社会保障」、「」、「災害対策」のそれぞれに関する機関で住民票コードや基礎年金番号など、それぞれ異なる番号で個人情報を管理していたのです。
とまとFX研究生
とまとFX研究生
別々の番号ですか?
サラリーマン太郎
サラリーマン太郎
そうなんです。つまり別々の番号のために機関をまたいだ情報のやり取りを行う際には、個人情報の特定に時間と労力を浪費していたわけなんです。
とまとFX研究生
とまとFX研究生
それは、大変ですし時間がかかりますね。
サラリーマン太郎
サラリーマン太郎
この問題に対し、分野横断的な共通の番号であるマイナンバーを導入することで、個人の特定を確実かつ迅速に行うことが可能になりました。
とまとFX研究生
とまとFX研究生
つまり、手続き処理の時間短縮や、番号管理の容易さなど多くのメリットがあるのね。

次に、ここからは今後の活用方法や未来像について解説していきます。

マイナンバーカードの今後の活用方法

とまとFX研究生
とまとFX研究生
今後さらなるマイナンバーカードの活用方法について教えてください。
サラリーマン太郎
サラリーマン太郎
現時点では利用範囲が限定されていますが、今後民間の利用が認められれば、さまざまな分野で活用されマイナンバーカードも急激に不況するでしょう。そうなれば下記のような利用も考えられます。
  1. ネット銀行やショッピングサイトなどにおけるオンライン取引
  2. 病院窓口での支払い
  3. 生命保険会社における顧客の生存確認
  4. 映画やコンサート等のチケットレスサービス
  5. マイナンバーカードの社員証利用
とまとFX研究生
とまとFX研究生
なるほど、将来はいろいろな場面で活躍できそうですね。
サラリーマン太郎
サラリーマン太郎
マイナンバーが導入されると、国民ひとりひとりの個人情報の管理が簡単になるため、国や地方自治体のサービス向上が期待されます。しかし、逆を言うと簡単に管理ができるということは、プライバシーが侵害される可能性が高まるリスクもあります。

次に、マイナンバーカードの問題、懸念事項についてみていきましょう。

マイナンバーカードの懸念点とは?

とまとFX研究生
とまとFX研究生
マイナンバーカードの現時点での懸念点、問題点を教えてください。
サラリーマン太郎
サラリーマン太郎
マイナンバーカードは、セキュリティ及び個人情報流用のリスクが伴います。そのため、下記のような注意が必要になります。
  1. 紛失したり漏洩したりしない
  2. むやみに第三者に教えない
  3. 他人のマイナンバーでも正当性のない収集はしない

当たり前のことですが、そのようにして防ぐしかありませんね。

ただし、マイナンバーカード(ICチップ)には地方税関係情報や年金給付関係情報等のプライバシー性の高い特定個人情報は記録されていません。また、アクセス権の制御としてICチップ内の各アプリケーション間はそれぞれ独立しています。

いかがだったでしょうか?マイナンバーカードは様々なメリットがある一方、交付されると生涯ずっと使用する大切な番号で、個人にとって非常に重要な情報です。

これからも制度がどのように運用されていくか、注視する必要があるでしょう。

 

 

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