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【経済指標】PMIとISMはどう違うのか|わかりやすく解説します。

景気を判断する重要な経済指標に、「PMI」と「ISM」がありますが、この2つの違いがいまひとつわからないと感じた方もいるかもしれません。

確かに、どちらも景況感を示す指標で似ていますよね。今回はこの2つの経済指標の違いを解説します。

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その前に、この2つの経済指標を理解していない方は、まずはこちらの記事をどうぞ!

 

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「PMI」と「ISM」の違いについて

調査の実施主体が異なる

PMI イギリスに拠点を構えるリサーチ企業のIHS Markit社
ISM 全米供給管理協会

この2つの組織はまったく別物であり、グループ会社でも何でもありません。

データ収集対象および調査の違い

PMI 400以上の企業をアンケート対象

世界30以上の国々で実施

実施先は民間企業のみを対象

ISM 300以上の企業をアンケート対象

アメリカ国内の企業のみを対象

 

アンケートの回答方法の違い

PMI 改善した」「横ばい」「悪化した
ISM よくなっている」「同じ」「悪くなっている

 

「PMI」と「ISM」の共通点について

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数値の見方に関しては、「PMI」と「ISM」も同じです。基準となる数値、50よりも上なのか、それとも下なのかで景況感を判断します。
  • 50」を回れば景況感が良い→ドル買われやすい
  • 50」を回れば景況感が悪く→ドル売られやすい

まとめ

上記のようにアンケート調査の実施主体やアンケート対象数などに違いがあるものの、景気の動向を占う指標となることには違いありませんので2つとも要チェックですね。

 

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