みなさんは、どのようなスタイルのトレードをしていますか?
スキャルピング、デイトレード、もしくはスイングトレードなどございますが、今回はその中でも一番難易度が高いスキャルピングトレードについて言及したと思います。
スキャルピングトレードをするトレーダーは、通称「スキャルパー」と呼ばれていますがスキャルパーを目指す方は参考にしていただければ幸いです。
スキャルピングトレードとは?
スキャルピングトレードとは、短時間(数秒から数十秒、長くても数分)で注文、決済を繰り返して、薄い利益を積み重ねる取引手法です。
スキャルプ(scalp)は「頭皮を剥ぐ」という意味です。薄い皮を何枚も剥ぐように、狭い利幅を狙った細かい取引で薄い利益を蓄積するってことでしょう。
1回のトレードで数pipsと値幅は小さいですが、これを1日に数十回、中には数百回とトレードを繰り返して利益を取りにいきます。
スキャルピングトレードのメリット
- 短期間で大金を獲得することができる。
- 他のトレードスタイルと比較して資金効率が良い。
- トレード回数が多いため、短期間でトレード経験を積めるため短期間でスキルを蓄積することができる。
- 短期間でトレードするため、ポジションを翌日に持ち越すことはないため、サラリーマントレーダーの方でも本業の時間と副業の時間とを明確にわけることができる。
スキャルピングトレードのデメリット
- 短期間で大金を失う可能性がある。
- トレード回数が多く、常にチャート画面を見ている必要があるため体力的に疲れる。
- スキャルピングトレードで高い勝率を維持するには、相当な経験とスキルが必要になる。
上記が大まかなスキャルピングトレードのメリット、デメリットになります。
私がスキャルピングトレードをやらない理由
スプレッドコストが多くかかる
※スプレッドとは、取引1回ごとに発生する手数料のようなもので、通貨ペアを取引する際の売値(Bid)と買値(Ask)の間に価格差のことです。
1万通貨で取引すれは、証券会社によってバラつきはございますが30円前後というところでしょうか。たった30円と思うかもしれませんが、1日100回取引したら3千円、一カ月20日稼働したら6万円、1年稼働したら72万円と考えると結構な金額ですよね。
分析する時間がない
デイトレードとかスイングトレードでしたら1回トレードして、今回のトレードが良かったのか悪かったのか反省、分析する時間があります。しかし、スキャルピングトレードでは数秒で次から次へとトレードするため分析する時間がありません。感覚的な経験が必要になってきます。
体力的、精神的に疲れる
チャート画面をずっと見ていないといけないので、かなりの体力と労力が必要になります。けっこう、これが辛くて頭痛くなった経験がありますね。若ければいいですが歳を重ねると段々と辛くてなります。
相当な経験とスキルが必要
スキャルピングトレードの手法など本屋さんで見かけたりしますが、かなり難易度が高いです。数秒でトレードをするため感覚的なスキルや経験も必要になりますので、そう簡単に勝てるようにはなりません。
まとめ
スキャルピングは、難易度が高く初心者トレーダーの方にはお勧めしませんが、億を稼いでいるプロの為替ディーラーもたくさんいるトレードスタイルです。
デメリットもございますが、うまく行けば短期間でお金を稼げますし、資金効率もいいのでデメリット以上のメリットもあるのも事実です。
最初のうちは慣れなくて負けが込みやすいですが、デモトレードなどを活用してリスク管理の研究や検証をしながら始めてみてはいかがでしょうか。