スポンサーリンク
投資をするにあたりメンタル面は、かなり重要なポイントとなります。そこで今回は認知的不協和と呼ばれるメンタルに影響する効果について学んでいきましょう。
れもんFX研究生
じゃがいもFXさん。本日もよろしくお願いします。
じゃがいもFX
今日も頑張りましょう。今回は認知的不協和についてですね。認知的不協和とは、自分の考えと行動が矛盾したときに感じる不安を解消するため、考えを変更し行動を正当化しようとすることです。
れもんFX研究生
自分の考えと矛盾したときに、考え方を変更して正当化するのってズルいね。私はそんなことしないわ。
じゃがいもFX
でも、けっこう日常生活でもよくあることなんですよ。例えば、ご自身がダイエットをしていて、なるべく食事の量や高カロリーのものを控えているとしましょう。でも、人間ですから美味しいものは食べたいですし、高カロリーのラーメンなど食べたくなり、ついつい食べてしまうこともあるでしょう。
れもんFX研究生
ヤダ。私のこと言ってるみたい。私もダイエットしているのですが、いろいろな誘惑があって、なかなか体重が落ちないのよね。
じゃがいもFX
このときダイエットしている人は、食べたら太ることを知っているにも関わらず、ついつい食べてしまうという矛盾行為があります。すると、そこには、食べたいけど、食べると太ってしまうという認知的不協和が生じています。
れもんFX研究生
そーですね。いつもこの葛藤なんですよね。
じゃがいもFX
このような認知的不協和が生じたとき、ダイエットをしている人は、食事をしたいがために、自らの行為を正当化する理論をつくります。「食べなさすぎるのも健康によくないから食べよう。」「食べないとストレスになるし、夜ウォーキングすれば今日は食べてもいいや。」などの理由付けて言い訳をするのです。
れもんFX研究生
んー。確かに言い訳ですよね。心が痛いです。
じゃがいもFX
つまり、他人からみると矛盾行為にみえるものを正当化(合理化)することによって認知的不協和を低減しようとしているのです。
れもんFX研究生
では、FX投資の世界ではどうですか?
じゃがいもFX
例えば、チャート分析をしてドル円のロングポジションをもったとしましょう。しかし、分析とは反対に下落してしまいました。すると、自分の行動を正当化するために、ロングポジションに有利な情報を集めて、認識を変更する人がいます。
れもんFX研究生
私もやったことがあるわ。せっかく時間をかけて分析したのに反対方向に動くと、自分の分析は間違ってないと自己暗示するために、Twitterとかで自分を肯定する情報だけを集めてしまうのよね。
じゃがいもFX
目の前で起きている下落と、自分の認知・判断の不協和を埋めていくわけですね。でも気を付けないと大きな損失を招いてしまいますので注意が必要です。
れもんFX研究生
認知的不協和の対策は、どうすればいいですか?
じゃがいもFX
まず、ご自身のトレード手法、ルールが定まっていれば問題のない話です。つまり、事前の分析段階で損切ラインを決めて、ルールを守っていれば自分の意見を変えることもありません。素直に負けを認めて、次のトレードにいきましょう。
れもんFX研究生
じゃがいもFXさん。本日もありがとうございました。