今回の内容は、スワップポイントについて解説していきたいと思います。FXの基本用語になりますので理解しましょう。
スワップポイントとは?
スワップポイントは、FX取引をするうえでの利息のようなもので、2つの通貨間の金利差調整分とも言います。
例えば下記の例を見てみましょう。
日本のような低金利国の通貨を売って、金利の高い新興国(トルコ、メキシコ、南アフリカなど)を買った場合は、2つの通貨間の金利差からスワップポイントを受け取れます。
日本のような低金利国の通貨を買って、金利の高い新興国(トルコ、メキシコ、南アフリカなど)を売った場合は、2つの通貨間の金利差からスワップポイントを支払わなければなりません。
スワップポイントのメリット
スワップポイントのメリットは、言うまでもありませんが毎日スワップポイントを獲得することができるところです。
例えば、先程の例のような低金利国の通貨を売って、高金利国の通貨を買っていたとしましょう。
仮に1万通貨あたり30円/日のスワップポイントを獲得できる通貨を1年間保有していた場合をみてみましょう。
1万通貨保有した場合:30円×365日=10,950円
10万通貨保有した場合:10,950円×10=100,950円
トレードをしなくても、年間10万円ほど増えていくのは魅力的ですね。
スワップポイントのデメリット
スワップポイントを目的にしてFX取引をしている人は注意が必要です。
それは、為替差益で損をしてしまうリスクもあります。
FX取引の基本は、2国間の通貨ペアを売買することによって利益を得ます。つまり、いくらスワップポイントを獲得しても、それ以上の為替差益が出てしまったら何年保有使用が無意味になってしまいます。
それこそ新興国通貨は、経済や国際情勢など不安定要素が多々あり為替差益で損をする可能性が高いです。下記トルコ円の週足チャートになります。
スワップポイント狙いのトレードはするべき?
私個人的な意見としましては、スワップポイント狙いのトレードは危険だと思います。
先程のトルコ円のチャートを確認していただきましたが、いくらスワップポイントを得ても、最終的に為替差益で大損してしまう可能性が高いです。
また、スワップポイント狙いで保有している年月が長ければ長いほど、今までの苦労が水の泡になってしまうことを恐れ、損切りができず最終的には大損してしまう方が多いです。