ヘッジファンドとは、簡単に言うとプロの投資家たちが富裕層からお金を集めて、資金を運用して生み出した利益を富裕層に分配する組織のことです。
ヘッジ(hedge)とは直訳すると「避ける」という意味で、相場が下がったときの資産の目減りを避けるといったところから用いられています。
ヘッジファンドは、大量の資金力を使って、相場を意図的に変動させたり、個人投資家ではできないトレードをしてきます。
我々個人投資家は、ヘッジファンドのような大口のプロトレーダーと戦わなければならないのです。
ヘッジファンドによる仕掛けに気づくことや仕掛けによる損失を回避することは、難しいかもしれません。
しかし、ヘッジファンドの戦略を知ることにより、ヘッジファンドによる仕掛けに気づき、大きな損失を回避することができます。
ヘッジファンドの戦略
FXはゼロサムゲームです。つまり、自分が利益を得るには誰かを損失させなければなりません。
では、誰かの損失をださせるためにはどうするか?
ストップロス狙いです。勢いよくチャートが伸びるやつです。
そのため、ヘッジファンドは、ストップロス(損切りの厚いライン)の多い価格帯を常に探しています。
そして、ヘッジファンドは、個人投資家などのストップロス(損切りライン)を狙って仕掛け、損切りをさせ、新規注文者の価格を誘導し、さらに向かわせたい方向に価格を進ませて、自らの利益を伸ばしているのです。
また、基本的にヘッジファンドは、買い相場よりも売り相場を得意としているので、投資方法は、その空売り(FXで言う売り)です。
空売りとは、所有していない投資資産を借りてきて売ると言うこと。
では、ヘッジファンドに対応するには、どうすればいいのか?
答えは、ヘッジファンドと同じようなトレードをすればいいのです。
ヘッジファンドに勝とうなんて無理です。
ですので、我々個人投資家は、ヘッジファンドを利用するのです。
具体的にどのようにすればよいか?
私なりの方法を紹介します。あくまでも個人的な見解になりますが参考にしていただければと思います。
①オーダーブックを利用する
OANDAのオーダーブックを使えば、損切りライン(逆指値)を予測することができます。
どの価格帯に損切りライン(逆指値)が集まっているか?
ポジション状況を確認し、買いポジションと売りポジションをみて、どちらの方が含み損を抱えて苦しんでいるのか?
などを予測することができます。
②損切りの設定をする
OANDAのオーダーブックは便利ではありますが、100%機能するわけではございませんので、損切りの設定は必ずしましょう。