FXはゼロサムゲームであると、よく耳にします。
では、ゼロサムゲームとは何でしょうか?
一言で言うならば、誰かが勝てば、誰かが負けるゲームである。
FXの取引では、いずれかの通貨ペアが上がれば、相対関係にある通貨ペアが下がるため、基本的にはゼロサムゲームです。
※基本的と言っている理由は、海外と取引を行っているような会社の実需筋や為替相場の安定化を図る目的として行われる政府による為替介入などがあるためです。
また、参考までに株式投資はプライスサムゲームと言われています。会社の業績が上がり売上が上がれば全ての投資家が利益を得ることができるからです。
ゼロサムゲームで勝ち抜くには
私たち個人投資家は巨大なヘッジファンドなどのプロの投資家と戦わなければなりません。
では、どうすればヘッジファンドに勝てるでしょうか?
答えは、勝つ必要はございません。
ヘッジファンドに勝つのではなく、ヘッジファンドと同じような方向にポジションを取り一緒に勝たせてもらうのです。
FXはゼロサムゲームです。つまり自分が勝つには誰かを負けさせなければいけません。
つまり、基本的には損をする人が多い方向に価格は進んでいく傾向がございます。
そのため、ヘッジファンドは、個人投資家などのストップロス(損切りライン)を狙って仕掛け、損切りをさせ、新規注文者の価格を誘導し、さらに向かわせたい方向に価格を進ませて、自らの利益を伸ばしているのです。
具体的にどのようにすればよいか?
私なりの方法を紹介します。あくまでも個人的な見解になりますが参考にしていただければと思います。
①オーダーブックを利用する
OANDAのオーダーブックを使えば、損切りライン(逆指値)を予測することができます。
どの価格帯に損切りライン(逆指値)が集まっているか?
ポジション状況を確認し、買いポジションと売りポジションをみて、どちらの方が含み損を抱えて苦しんでいるのか?
などを予測することができます。
②損切りの設定をする
OANDAのオーダーブックは便利ではありますが、100%機能するわけではございませんので、損切りの設定は必ずしましょう。
こちらの記事でも似たようなことを書いておりますので参考にしてください。