FXに限らず株式投資でも同じことが言えますが、価格は上がるか下がるかの2択しかないんですよね。
つまり、勝率というのは50%(スプレットのようか手数料はかかってしまいますが。)なんですよね。
でも、この投資の世界で、個人投資家の9割以上が最終的には負けてしまうと言われています。50%の確率なのになぜでしょう?
これを紐解いていくと、この後投資をするうえでアドバンテージになるでしょう。
では、見ていきましょう。
私が考えるに個人投資家の負ける理由は主に3つございます。
投資をするうえで感情が入っている
- 大きな損失が出てしまい、その負け分を取り戻そうと感情的になり、通常のロット数よりも大きいロット数でトレードをしてしまった。
- 大きな利益が出たため、資金に余裕が出たこともあり、気持ち的な余裕も出て何も根拠のないエントリーをしてしまった。
などなど…。
あとは投資をする人なら誰でも知っている「プロスペクト理論」も関係しています。
プロスペクト理論とは、損大利小のことです。人間は、例えばドル円を買ったとして、その価格が下がっても損切りできず塩漬けにしたり、逆に価格が上がったらすぐに利益確定してしまう本能があります。
つまり、勝率50%マーケットでも、1回の損失が大きくなり、逆に1回の利益が小さいのでは、トータルで利益を出すことが難しいということです。
対策
- 裁量トレードをやめて自動売買にする。
- 自分のエントリールールや条件を明確にして、それを守る。
- 1回あたりの損失額や利益額を決めてからエントリーする。
などなど、色々な対策がありますのでご自身に合った対策を考えましょう。
逆張り・ナンピンをする
もちろん、トレーダーの中には逆張りやナンピンで利益を出している人もいますが、そのような優秀なトレーダーは、ルールが明確で、それなりの勝てる根拠があるため勝てるのです。
初心者の方は、基本的には逆張りではなく、順張りでトレードし、計画性のない、根拠のない感情的なナンピンは禁止です。
どうしても、逆張り、ナンピンをしたいのであれば、ポジションをコントロールしてください。
例えば、通常は10ロットでエントリーしている方であれば、ナンピンする前提で想定して初めのエントリーは、通常よりも小さく2ロットでエントリーして5回に分散する方法です。
でも、私が見ている限り、勝っている投資家は、逆張りとナンピンは危険という鉄則を守っている感じがしますね。
投資の勉強、研究・分析が欠けている
ただ、勉強すれば投資で勝てるというものでもないですが、知識や経験が増えれば勝てる可能性は高くなります。
ただ、投資の勉強、研究・分析をしている人はいっぱいいますが、無駄なことをしている人が多い気がします。
例えば、下記のようなことはしていませんか?
- テクニカル分析でインジケーターを10種類など多くの分析をしている。
- ファンダメンタル分析を勉強しまくっている。
- たくさんの通貨を見ている
もちろん、インジケーターをたくさん見たり、ファンダメンタル分析を勉強したり、たくさんの通貨を見ることは悪いことではないです。見ている人もいるかと思います。
でも、専業トレーダーならまだしもサラリーマントレーダーの私には時間も限られているので、たくさんの情報を入れてしまうと時間もかかりますし、いつまで経っても投資精度が上がりません。
また、優秀なトレーダーほどエントリー条件・ルールはシンプルだったりします。トレードで勝っている人でインジケーターを10種類以上入れている人は見たときないですね。エントリー判断、根拠がわからなくなりますからね。
ですので、ご自身に合ったインジケーターを2、3個ぐらい見つけて、それに合う通貨を数通貨で研究・分析することをお勧めします。
まとめ
投資の世界は上がるか下がるかの勝率50%ですが、9割の人が負けてしまう世界なのです。
でも、その理由は理解していただいた通り、負けてしまう原因は皆さん自身が原因だったのです。皆さんが勝率を自ら下げていたのです。
このことを意識しながらトレードすれば、必ず良い方向性に向かうと思いますので、皆さんも学習したことを頭に入れてトレード頑張っていきましょう。
最後までありがとうございました。