FXの基礎知識

【初心者向け】FXのトレードスタイルを陸上競技に例えて簡単に解説します。

トレードを始める前に必ず、まず自分に合ったトレードスタイルを決めましょう。

これは、陸上競技で例えるなら、短距離走、中距離走または長距離走なのかを決めることと同じです。自分の特徴や生活スタイルなどを考慮してご自身に合った競技を模索しましょう。

では、さっそくどのようなトレードスタイルという名の陸上競技があるのか具体的に見ていきましょう。

スキャルピングトレード(100メートル走)

数十秒から数分程度で何度も売買を繰り返していくトレードスタイルであり、陸上競技で例えるなら100メートル走と言えるでしょう。言うまでもありませんが、世界一速く走る人類を決める競技です。

①距離(時間)が短いため、1日に何回も走れる(トレードできる)
②上手くトレードできれば、短期的に成果をだせる
③トレードとしての経験スキルを短期的に増やすことができる
④自分の考えていた方向性とは逆の方向にいった場合に、瞬時に修正することが可能である
⑤短距離(短時間)のためリスクを比較的、最小限に抑えることができる

①1日に何回も走れる分、トレンドの技術のない方の場合、短期で退場になってしまう
②何回も走りますので、単純に疲れますし、集中力が必要になる
 

デイトレード(400メートル走)

その日のうちに売買を終わらせるトレードスタイルで、先ほどのスキャルピングよりは少し距離の長い400メートル走と言えるでしょう。

①スキャルピングトレードとあまり変わりませんが、多少距離が長くなった分ゆとりができる
②走る回数が減る分、その時間を他の分析の時間にまわせたり、FXとは関係ない趣味の時間にまわせたりできるので体力的にゆとりができる

私は、基本的にはデイトレードをしています。仕事と兼業のサラリーマントレーダーの方はおすすめですね。

理由としましては、ポジションを持ち越さないからです。つまり、仕事とFXの時間を完全に分けているため仕事中はノーポジションのためチャートが気になることもございません。本業を持っている以上本業に支障のないようにすることは大切かと思います。

スイングトレード(20キロメートル走)

数日から数週間ほどポジションを保有して売買を行う中期的なトレードスタイルで、20キロメートル走のハーフマラソンと言えるでしょう。

ここから少し距離が伸びます。FXで言うならば日をまたいでポジションを持ち越すことになります。

①1日に何回も走らないので、肉体的に楽になる
②時間的にもチャート画像を、ずっと見ている必要がないため、他の時間にあてられます

①資金効率が悪い
②スキャルやデイトレードに比べると、経験やスキルを身につけるまで時間を要します

私的にはポジションを持ち越すと仕事中にポジションが気になって、チャートを何度も確認してしまい仕事になりません。ですので、個人的にはサラリーマンの方にはオススメできませんね。

長期トレード(42.195キロメートルのフルマラソン)

長期トレードはその名の通り、ポジションをもったら長期保有するトレードであり陸上競技で例えるならフルマラソンでしょう。人類で一番持久力のある人は誰かを決める競技です。

メリット、デメリットは先ほどのスイングトレードと似たようなところですが、さらに余裕をもったトレードになります。

ただ、ここまで来るとトレードというよりは銀行にお金を預けておくような感覚でしょうか。

長期トレードをする人は、どちらかというと為替差益よりも保有しておくことで得られるスワップ利益狙いかと思います。

スワップ利益とは、日本のようなマイナス金利の国ではなく金利の高い国の通貨を持つことによって、その金利の差により利益を得ることです。ちなみに、新興国通貨は金利が高い傾向にあるので、スワップ利益が高いです。

正直、長期トレードですと銀行に預金するようなものですので、スキルを身に付きませんのでトレーダーと言わないかもしれませんね。私的にはおすすめしないトレードスタイルですね。

まとめ

以上、4つのトレードスタイルがございますが、自分の生活スタイルに合ったトレードスタイルを選び、それぞれのスタイルに合ったトレードをしていくことが、とても大事になります。

ただ、サラリーマン目線でオススメするのはデイトレードになります。

また、大切なことが一つありまして、上記の競技という名のトレードスタイルは決めたら変更しないことです。たまに自分の都合のいいように解釈して、デイトレードの方が、含み損を損切りできずポジションを持ち越す人がいます。

これは、ルールを破っていることですので、FXにおいてかなり致命的になりますので気をつけましょう。陸上競技でもその道を極めるには、競技をコロコロ変えませんよね?

短距離の人と長距離の人ではトレーニングのやり方も違いますし、筋肉のつき方も全く異なるでしょう。

FXも陸上種目と同じなんですよね。その道のプロを目指しましょう。

今回は強引にトレードスタイルを陸上競技に例えて説明しましたが、ご理解頂けたでしょうか?皆さんの参考になれば幸いでございます。

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